ユーザー紹介

小林 毅生 院長先生

レーザー治療に関して

  1. 導入時期 

    2012年1月

  2. よく使用する臨床内容と医学的評価、オーナー評価

    去勢・避妊から各種腫瘍の摘出時に使用。無糸手術により、オーナーに支持頂いている。 切開速度は遅く感じるが、出血が遙かに少なく手術時間の短縮につながっていると感じます。

  3. 使用頻度 

    週2~3回程度

  4. 印象的な症例

    ●12歳コーギー(メス)外子宮口を起始部とする直径約25mmの過形成ポリープ。 外陰部から何か出ているとの主訴で来院。初診時はプルーン大の充血した腫瘤が突出していました。直径約25mmの腫瘤は外尿道口に覆い被さる形で茎状に20cm程の長さになっていました。病理検査の結果は過形成ポリープでしたが、術後の滲出液なども無く無糸手術を短時間で終える事ができました。 ●16歳雑種(オス)ラウンド使用で歯牙を温存して腫瘤を蒸散。 下顎切除を提案しましたが、この年で痛い思いはなるべくさけたいとの飼い主様のご意向もありラウンド蒸散する事になりました。歯根が露出しないところまでの処置にとどめることで現在ある歯牙を温存する事ができました。出血が全くない点と麻酔時間の短縮できたことで身体への負担を最小限におさえる事ができたのではないかと思います。

  5. 今後のテーマ

    ・疼痛緩和や腫瘍の減圧等によってのQOLの管理。 ・遠方の病院までは連れて行くことが出来ない。または、抗がん剤や放射線治療以外の治療法は…といった声に少しでも対応できればと思う。

  6. 他のユーザーへのコメント

    以前、「温熱療法は信じる人はやればよい」と言われたことがありますが、実際考えていた以上に有効な様です。切るだけでなく、各科において幅広く利用することで器械の価値が見いだされてくると思います。

牛久どうぶつ病院
茨城県牛久市南1丁目44-25

茨城県牛久市で地域医療にも注力されている牛久どうぶつ病院 小林毅生先生をご紹介します。

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